当館は、染色家・芹沢銈介の作品と収集品を展示・収蔵する美術館です


こちらでは、企画展の内容をご覧いただけます。     

開催中の企画展 




四季を染める
芹沢銈介の春夏秋冬


2025年4月1日(火)~6月15日(日)


<休館日>毎週月曜日(5/5は開館)、4/30、5/7


 染色家・芹沢銈介の作品には、四季を主題にしたものが数多く含まれています。それぞれの季節を表現したもの(「苗代川春景」など)、一つの作品に四季の模様を凝縮したもの(「四季文づくし四曲屏風」)、文字と模様で1年を象徴的に表現したもの(「布文字春夏秋冬二曲屏風」など)があり、いずれも芹沢の代表作として知られています。また、型染のうちわ、グリーティングカードなど、季節感あふれる日用の品々も多数手がけています。

 「今の時期はタチアオイがあの辺に咲いているとか、向日葵はどうなったとかですね、大体覚えていたんです」、「庭には紅梅、桜、山吹、牡丹、沈丁花、栗など、実に日本の模様の美を季節毎に見せてくれました」と晩年に回想する芹沢。日頃から四季の風物を観察し、親しんでいた様子が伝わります。世界の様々な地域の文化や芸術に目を向けていた芹沢ですが、生涯にわたって愛し、作品に表し続けたのは、美しい日本の四季の模様でした。

 日本の美しさと、日々の暮らしの喜びを「春夏秋冬」で表現した芹沢銈介。この展覧会では四季をテーマに、代表作60点をご覧いただきます。



 後半の展示室3室には、芹沢銈介が集めた世界の家具と陶磁器50点を展示します。アジア、ヨーロッパ、アフリカなどから、芹沢の目を通して集められた個性あふれる品々をお楽しみください。
  
リーフレットはこちら(PDF)





「草花文着物」(部分/1959)







「津村小庵文着物」(部分/1967)






飾り扇、うちわ、絵皿







グリーティングカード、年賀状


次回の企画展 




絵本と装幀
芹沢銈介の本の仕事


2025年7月1日(火)~9月23日(火・祝)


<休館日>毎週月曜日(7/21、8/11、9/15は開館)、7/22、8/12,9/16


 染色家として知られる芹沢銈介ですが、絵本や装幀(ブックデザイン)など、本に関する膨大な仕事も残しています。絵本作家としては、『絵本どんきほうて』や『沖縄風物』など、50冊以上にのぼる絵本を残しました。1ページ1ページ、型染や合羽刷などの技法によって表現したもので、表紙や製本にも徹底的にこだわった手仕事の絵本です。また優れた装幀家としても知られ、型染や肉筆などを駆使して、川端康成著『雪国』や獅子文六著『可否道』をはじめとする、単行本や雑誌など500冊以上をデザインしました。加えて数多くの挿絵や小間絵(カット)も手がけています。この展覧会では、絵本と装幀本150点を中心に展示し、芹沢が活躍したもうひとつのフィールド、本の仕事をご覧いただきます。
  
リーフレットはこちら(PDF)





芹沢銈介作『わそめゑかたり』(1936)








芹沢銈介作『型そめうちわ絵帖』(1971)






「工藝」創刊号(1931)
芹沢銈介装幀



鹿間時夫著
『こけし・人・風土』(普及版/1954)
芹沢銈介装幀



武田泰淳著
『十三妹』(1966)
芹沢銈介装幀







芹沢銈介作『沖縄風物』(1948)






式場隆三郎著『ファン・ホッホの生涯と精神病 上』
(特製、並製/1932)など 
(いずれも芹沢銈介装幀)



竹添履信著
『歌集 晴天』(1934)
芹沢銈介装幀


山崎豊子著
『ぼんち』(1960)
芹沢銈介装幀



安部栄四郎著
『和紙三昧』(特製/1972)
芹沢銈介装幀



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