当館は、染色家・芹沢銈介の作品と収集品を展示・収蔵する美術館です


こちらでは、企画展の内容をご覧いただけます。     

開催中の企画展 




絵本と装幀
芹沢銈介の本の仕事


2025年7月1日(火)~9月23日(火・祝)


<休館日>毎週月曜日(7/21、8/11、9/15は開館)、7/22、8/12、9/16


 染色家として知られる芹沢銈介ですが、絵本や装幀(ブックデザイン)など、本に関する膨大な仕事も残しています。絵本作家としては、『絵本どんきほうて』や『沖縄風物』など、50冊以上にのぼる絵本を残しました。1ページ1ページ、型染や合羽刷などの技法によって表現したもので、表紙や製本にも徹底的にこだわった手仕事の絵本です。また優れた装幀家としても知られ、型染や肉筆などを駆使して、川端康成著『雪国』や獅子文六著『可否道』をはじめとする、単行本や雑誌など500冊以上をデザインしました。加えて数多くの挿絵や小間絵(カット)も手がけています。この展覧会では、絵本と装幀本150点を中心に展示し、芹沢が活躍したもうひとつのフィールド、本の仕事をご覧いただきます。
  
リーフレットはこちら(PDF)





芹沢銈介作『わそめゑかたり』(1936)








芹沢銈介作『型そめうちわ絵帖』(1971)






「工藝」創刊号(1931)
芹沢銈介装幀



鹿間時夫著
『こけし・人・風土』(普及版/1954)
芹沢銈介装幀



武田泰淳著
『十三妹』(1966)
芹沢銈介装幀







芹沢銈介作『沖縄風物』(1948)






式場隆三郎著『ファン・ホッホの生涯と精神病 上』
(特製、並製/1932)など 
(いずれも芹沢銈介装幀)



竹添履信著
『歌集 晴天』(1934)
芹沢銈介装幀


山崎豊子著
『ぼんち』(1960)
芹沢銈介装幀



安部栄四郎著
『和紙三昧』(特製/1972)
芹沢銈介装幀




次回の企画展 



芹沢銈介生誕130年記念展
型紙
美しい染物への約束


2025年10月7日(火)~12月7日(日)


<休館日>毎週月曜日(10/13、11/3、11/24は開館)、10/14、11/4、11/25


 型染は、渋紙を彫りぬいた型紙と防染糊を使う間接的な染色技法です。芹沢はこの技法の特徴を活かして数々の傑作を制作し、国内外で高い評価を得ている一方、芹沢が彫った型紙の美しさも広く知られています。芹沢は「よき型紙は美しい染物を約束する、そしてそれ自身美しい」と記しており、型紙にも完成した型染作品とは異なるくっきりとした美しさがあります。この展覧会では「美しい染物への約束」ともいえる、芹沢銈介の型紙をご覧いただきます。
〔出品協力:東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館〕

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「布文字春夏秋冬二曲屏風」の型紙








「鯛泳ぐ文着物」(1964)







「いろは文字文帯地」(1958)







「黍文帯地」(1949)







「縄のれん文のれん」(1955)







「津村小庵文帯地」(1967)






「1968年1月型染カレンダー」(1967)







「知恩院大殿内陣荘厳布柱巻下染」(部分 1974)





色差しをする85歳の芹沢銈介(1980)









「鯛泳ぐ文着物」の型紙
(東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館蔵)







「いろは文字文帯地」の型紙
(東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館蔵)










「黍文帯地」の型紙
(東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館蔵)














「縄のれん文のれん」の型紙
(東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館蔵)











「津村小庵文帯地」の型紙
(東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館蔵)












「1968年1月型染カレンダー」の型紙








「知恩院大殿内陣荘厳布柱巻」の型紙



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