内容： 2006年11月10日から2007年1月28日まで、ロシア国立エルミタージユ美術館で、「日本の色彩 芹沢銈介の世界｣展が開催されました（主催：静岡市 工ルミタージュ美術館)。
芹沢作品は、10月30日にロシア第二の大都市､サンクト･ペテルブルグに到着。静岡市とエルミタージュ、双方のスタッフの手によって、会場となったエルミタージュ美術館旧参謀本部に､美しく展示されました｡芹沢銈介は｢世界的芸術家の一人｣としてエルミタージュ美術館に迎えられ、この展覧会はポスター、テレビ、雑誌などを通じて､広く報道されました。
日本文化に関心の高いペテルブルグ市民たちからは､「色彩が非常に美しい｣｢考えぬかれた横成だ｣｢哲学的だ｣という感嘆の声が聞かれ､展覧会は大成功のうちに幕を閉じました。
今回の展覧会は､このエルミタージュにおける芹沢銈介展の帰国展です｡エルミタージュで展示された82点の作品を現地の展示に近づけて構成すると共に､展覧会の準備から開会式までの記録写真、展示室の模型､ポスター､現地の雑誌などの資料を展示し､エルミタージュ展を振り返ります。
さらに､エルミタージュでは展示できなかった絵本､ガラス絵､板絵、肉筆画など､約70点を加え､芹沢芸術を幅広くごらんいただく絶好の機会になることでしょう｡ぜひ芹沢美術館におこしください。（「日本の色彩 芹沢銈介の世界」展リーフレットより） |
