第49回展 中南米・古代の遺産



第49回展 ポスター



展示風景(D室)



展示風景(E室)
会期: 平成10年2月6日 〜 平成10年5月24日 開館日数: 90日 
区分: 通常展 (平成9年度) 入場者数: 12,723人
内容: 芹沢_介が晩年に収集した中南米のコレクションの中からスペインが新大陸に上陸する以前にメキシコ、ペルー等で花開いていたマヤ、インカ、プレインカの文化遺産を中心に紹介します。
 ベーリング海峡を通って、人類がアメリカ大陸に渡ったのは、氷河期の終り頃とされています。アジアに根源を持つ人々はしだいに南下し、大陸各地で風土に順応しながら独自の文化を築いていきました。ユカタン半島を中心としたメキシコ、グァテマラ周辺では特異な神聖文字や天体観測技術、密林の中の高層ピラミッド、大神殿群をもつマヤ文明。南米の中央アンデス地帯では後にスペインに滅ぼされた黄金のインカ帝国とそれに先立つナスカ、チャンカイなどのアンデス文明。中南米は16世紀の初頭、ヨーロッパ文明との出会いにより大きな変動の波を受けた地域ですが、現在でもその文化遺産は民衆の間に色濃く残っています。
 芹沢_介は、メキシコ、グァテマラからは古代マヤの土器類。ペルーからは遺跡から出土した染織品(擬頭)等を収蔵品に加えていました。
 芹沢の晩年の収集品は静岡と仙台に分かれて保存されていますが、このたび仙台の東北福祉大学芹沢_介美術工芸館のご好意により、静岡で紹介できることを慶びといたします。(「中南米・古代の遺産」展リーフレットより)

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